日本国憲法第九条

本日は施行から64年目の憲法記念日でした。
近年の改憲議論の中で必ず上がるのが"第九条"です。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

戦争放棄武力放棄を謳った日本の憲法が"平和憲法"たる所以ですね。

戦争などは論外でこのままで何が不都合かと思いますがやはりそこには自衛隊の存在が関係してくるのだと思います。
政府の正式見解で自衛隊は合憲という判断ですから無理に変える事もなさそうですがそうもいかないのかなと感じています。
災害派遣活動での自衛隊の働きには常に感謝と尊敬の念を集めますがそれでも偏見を持つ国民も少なくありません。
国民が一致して自衛隊を認めるのであれば今のままでもいいと思いますそれは不可能でしょうからきちんとした立ち位置を決めてあげるべきでしょう。
警察官から拳銃を取り上げろとは言わないのと同じように日本国も考えていかないといけないのではないのでしょうか。

私は別に好戦的でもありませんし当然平和であることが好ましいですが反戦改憲反対の立場の方はまるで法令遵守安全運転のドライバーがそれを護れば交通事故に合う事はないと堅く信じている様であります。
大多数のドライバーであればご理解出来ると思いますが残念ながら必ずしもそれだけでは事故を防ぐ事は出来ません。
何故ならそれは周囲の存在が抜け落ちているからです。
民主党がそうであったように国際平和もその思想や枠組自体を変えていかない限り一国の憲法でどうにかなるものではないでしょう。
性善説もいいのですが聖人君子でもあるまいし何事も最悪の事態を想定して備える事の大切さを学んだばかりではないかと思います。

寧ろ拡大解釈をするよりキチンと実情にあった枠組みを作る事が健全とさえ思えます。

別に憲法が戦争を引き起こすのではなく人が起すのです。



KAkashi