献血

赤十字からゴールデンウィーク中は輸血用血液が不足気味になる可能性があるので協力して欲しいとの葉書が連休前に届いていましたので献血して来ました。
一応日本では一割の血液なので(笑)僅かばかりでもお役に立てたかなと思います。
意外と混雑していまして献血後の休憩も含めて一時間半程掛かりましたがジュース類飲み放題ですし(献血後の水分補給は必要)アイス迄戴いて至れり尽くせりでした。
更にはお土産にTシャツ・タオル・トートバックを有り難く頂戴し感謝の言葉まで戴いて寧ろこちらが恐縮してしまいました。

逆に何故厚遇なのかを考えてみますと啓蒙活動等が常に行われているにも係わらず協力する方の絶対数が不足気味という事でしょうか。
当然健康な事が前提ですし諸事情でしたくても出来ない方々も居ると思います。
また一度献血をしますと一定期間は出来ませんし血液の保存もそれ程長い期間は出来ません。
震災直後は献血に人が殺到していたようですがその辺りの事情を考えて様子を見ていました。
そういった事からもより多くの協力者を集めたいのだろうと思います。

震災直後の献血の状況や被災地のボランティアにしてもそうだと思うのですが未曾有の大災害という事で動く方々が少なくないのは確かでしょう。
明日は我が身の様な互助意識の表れではそれ自体悪い事ではないと思います。
ただ血液に関しては保存や型の問題がありますから一過性や一時集中は好ましくなくだからこそ協力出来る方々の絶対数の確保が常に求められて来たのでしょうね。
幸いにして輸血が必要になる事態に遭遇していないだけでこれもまた明日は我が身です。

ビートたけしさんが「数千・数万の方々が亡くなった大事件ではなく一人が亡くなった事件が数千・数万あったと考えないといけない」といった趣旨の発言をしたそうですが正にその通りで人命の問題を数で区切って考えていると本質を見誤る事になりますし必要な手助けが届かない恐れもあるかと思います。

献血は日常とそれ程乖離しているものでもありませんし協力者の絶対数が増えればお礼や啓蒙活動等に類する費用が別の有意義なものに活用できるでしょうからこの震災がそれ等を考えるひとつの切っ掛けとなればいいですね。

明日は我が身です。



KAkashi