本末転倒にもならない

昨夜は7時間40分と云う異例の音楽番組にほぼ全て付き合う形となりました。
(ほぼというのは15分程別番組を視聴した為。)
正直疲れましたしそこに何か意味があったのかなと思っています。

無論夫々アーティストのパフォーマンスに関しては普段幅広く音楽に触れていない私としては魅力的刺激的でありましたし充分に楽しむ事は出来ました。
そこは意味が無かったとは言いませんし素直に感謝しています。
それでも長丁場の意味は理解できません。
更に二部構成の二部に至っては中部広域圏を含む一部地域のネットすらなかったとは酷いものです。

私の贔屓で楽しみにしていた歌手はニュース等の15分程の中断を挟んだ二部のそれも残り一時間程のところでの登場でしたがそれまで延々とテレビを点けて待機という事になりました。
普段深夜アニメ(最大ニ時間程度/日)以外にテレビを視る事は殆どないのですが結果そういう事になりました。
仮に贔屓の歌手が序盤に出ていたならその後アニメの時間迄テレビを見ることはなかった筈です。
皮肉な事に今回こういった事を経験した故にこの手の長時間番組の意義に強い疑問を感じた訳です。

「被災者の被災地の為」を錦の御旗にすれば何でも赦されると云うのは違うのではないかと思います。
制作現場は真摯に考え形にして送り出しているのでしょうけれどそれでも穿った見方かもしれませんがテレビ業界の驕りの様なものも感じずにはいられません。

そもそも贔屓の歌手が出演しなければ視る事がなかった筈の番組で図らずも商業放送の限界を残念ながら見てしまったように強く思っています。



KAkashi