原作廚ではないのだが

殆どのアニメ作品はラノベであろうとコミックであろうと原作を読む機会は無いのですがそれでも極一部の作品では読む事もあります。

灼眼のシャナ 〈21〉 (電撃文庫) 新約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫) とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 (6) (電撃コミックス) 電波女と青春男 3 (電撃文庫 い 9-12)

「シャナ」はアニメではオリジナル要素が強いのですが「禁書」はほぼ忠実ですね。
文章と画というのはそれぞれの伝える情報量が違いますから描き方が異なる場合もあるでしょうし基本設定を無視しない限りはある程度のオリジナル設定もアリだと思います。(オリジナルが余りにも幅を効かせるなら最早原作とは呼ばない笑)

2011夏でもアニメを視つつ原作を読んでいる作品がふたつあります。

ロウきゅーぶ!〈3〉 (電撃文庫) 神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)

ロウきゅーぶ!」は忠実派。(笑)

神様のメモ帳」は"改変派"です。
いきなり一巻の重要なエピソードが削られています。
それはそれでいいと思いますし"改変"としたのは中盤若しくは終盤に持ってくるのではという個人的予想ですが無くてもいいかなとも思っていました。(重い物語が更に重くなる)
ところが03話を視ていて多少の違和感を感じてしまいました。
原作でいうと二巻のお話なんですが改変の結果ナルミと四代目との件での動機付けが非常に弱くなっています。
一巻のエピソードがあり二巻での出来事があっての重要なシーンで折角のアリスの一言も軽くなっている感じです。
若しかしたらアニメだけ視ている方も違和感を感じたりすることもあったかも知れません。
勿論細かいところはフィクションですからさらっと流せばいいのでしょう。
でも本来重い物語でひとつひとつの台詞に重みがありますし少々勿体無い気もします。
まだ始まったばかりですし大きな失点ではないと思いますがエピソード改変は後々の行動原理や動機付けまで影響を及ぼし台詞の重みまで変えてしまう可能性があるのは確かな様ですね。
(ネタバレを避けながら書くのは大変笑)


KAkashi